赤ちゃんがトマトを食べても大丈夫?A.離乳初期からOK!

お皿の上に乗っているミディトマト

手軽で美味しいトマト、離乳食で使えるのか、どのように使えばいいのか、何歳から使えるのか……
疑問に思っている方も多いと思います。
ここでは、離乳食でのトマトの使い方をお伝えします。

トマトの効能

お皿の上に乗っているミディトマト

トマトには免疫力を高めるビタミンA、C、Eや、新陳代謝をサポートするビタミンB2が含まれています。また、抗酸化作用のあるリコピンは、100gあたりの含有量がトマトの倍以上もあります。離乳食でトマトに慣れておくことで、トマトから受ける恩恵を生涯受けることができる可能性が高まります。
※アレルギーに注意
初めてトマトを与えるときは、小児科が開いている日の午前中に、小さじ1杯から与えましょう。痒みが出たり、皮膚が赤くなる等の発疹が出る場合があります。また、万が一反応があったとき、原因となった食材がわかるように、初めて食べる食材は1日に1つにしましょう。

トマトの種類

トマトは、実の重さによって大きく3種類に分類されます。
重さが40g以下のものをミニトマト、40~150gのものをミディトマト、150g以上のものをトマトと呼びます。

離乳食に向いているトマト

離乳食の量は1日1回1さじから、離乳食完了期には50g程度を1日3回と補食2回まで増えます。赤ちゃんの体調や成長具合によっては、その日にどれくらい食べるか予想できないことも珍しくありません。なので、実ひとつの大きさが手ごろで調整の効くミディトマトが向いています。

離乳食で必須!トマトの皮と種の取り方

トマトの皮と種は、赤ちゃんにとっては舌ざわりが悪く、飲み込みにくいので、離乳食では取り除きます。
皮を取り除くには、鍋で茹でる「湯むき」と、電子レンジを使用する方法があります。

湯むきの方法

1,トマトに包丁で十字の切り込みを入れる。
切れ込みの入ったトマト

2,鍋に湯を沸かしてトマトを入れ、トマトの皮にしわが寄り始めたら取り出す。
3,冷水につけて、皮を取る。

電子レンジを使う場合

  • 1,トマトに包丁で十字の切り込みを入れる。
  • 2,トマトを水で湿らせ、耐熱皿に入れて500~600Wで20秒加熱する。
  • 3,ふやけてきた皮を取る。

皮を取ったら、包丁で4等分してスプーンで種を取り除きます。あとは、離乳食の時期によって大きさを調節します。

5~6ヶ月頃、離乳初期

寝返りができるようになったり、大人の食べ物に興味を示し始めたら、離乳食のスタートです。まずは1日1回、1さじから始めましょう。
この時期の離乳食では、皮と種を取ったトマトに裏ごしをします。平皿の上に裏ごし器か目の細かいザルを置き、木ベラかゴムベラで押し付けていき、細かなペースト状になったら完成です。

7~8ヶ月頃、離乳中期

赤ちゃんに歯が生え始めてきたら、皮と種を取ったトマトをみじん切りにして与えます。1日2回食べるようになる時期です。
舌と顎で潰しながら食べることができる時期なので、味や舌ざわりを楽しむ練習にもなります。

9~11カ月頃、離乳後期

食べ物を前歯で噛み切り、歯茎ですり潰しながら食べられるようになったら、皮と種を取ったトマトを5mm角に切って与えましょう。ほぼ大人と同じ、1日3回の離乳食を食べるようになる時期です。
細かく切ったトマト

画像のトマトは、信州バイオファーム産の有機栽培ミディトマトです。4等分したミディトマトを更に4等分することで、ほぼ5mm角になります。
自分で食べたい、触りたいという好奇心が出てくる時期なので、バナナやスティック野菜等と一緒に、食感の違いを体験させてあげましょう。この時期から、スティック野菜等を用いた手掴み食べの練習も始めます。

1歳以降、離乳完了期

手掴み食べで食べ物を噛む、齧ることに慣れてくる時期です。皮と種を取ったトマトを1cm角に切って与えましょう。ミディトマトだと、4等分したものを更に半分に切ったくらいの大きさです。この頃になると、1日3回の食事+2回の補食(おやつ)を食べるようになります。
手掴み食べだけでなく、スプーンやフォークを使い始める時期です。

まとめ

以上、離乳食でのトマトの使い方でした。

  • トマトは皮と種を取り除き加熱する
  • 離乳初期は、裏ごしをする
  • 離乳中期は、みじん切りにする
  • 離乳後期は、5mm角に切る
  • 離乳完了期は、1cm角に切る

美味しいトマトを食べて、すくすくと育って欲しいですね!
信州バイオファームでは、ご家庭への有機栽培ミディトマトの通販も行っています。良質なミディトマトを出荷しているので、ぜひご利用くださいね。